古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

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優美なる遠景 (一・六五×一・ニ七尺) 一九三〇年

女体は完全にして美しい
完全なるものは凡て優麗である。
彼女は、だから贅沢な独り言を言つてゐる。
彼女は、凡てから離れて独立する光栄を持つてゐる。
優麗なる仮設は脳髄の最後の濾過物である。
優麗なる仮設を信ぜよ。
それは真空なる空間を規定する透明なる機械である。



初出:『古賀春江画集』(1931年、第一書房)
底本:古賀春江文集『写実と空想』(中央公論美術出版)p.75
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