古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

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煙火 (三〇号M) 一九ニ七年

境界もない真つ黒い夜の空間に
パツと咲く花火

昔の如く静かに
物語の王者の如く高貴に華々しく
煙火は万物を蘇らせる

流れる光 音のない静かな嵐
混溷としたる現実にカッキリと引く一本の白線

人はその上を渉りたがる
人はみんな逆さになつて煙火を見てゐる
紋のある紫紺の羽の大きな蝶になつて



初出:『古賀春江画集』(1931年、第一書房)
底本:古賀春江文集『写実と空想』(中央公論美術出版)p.66-67
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