古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

『窓外の化粧』に就いて

 ビルデイング、人物、手、海、機械の如きもの、パラシユート──一つの観念のためにこれ等を素材として描いたものであります。機械の如きものや人物があるとしてもそれ等は所謂機械的形態美とか人物の客観的運動美とか云はれるものでなく、それ等から独立した一つの存在であります。自然の感覚美でなく一つの観念の素材として使はれた形であるに過ぎません。即ち具体を抽象したものでなく抽象を具体化したものであります。二科展出品



初出:『みづゑ』307号(1930年9月) n.p.
底本:古賀春江文集『写実と空想』(中央公論美術出版)p.168-169
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