古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

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岡吉枝(古賀好江)宛絵葉書 大正5年4月18日

   大正五年四月十八日(消印)〔東京〕 春江
     久留米市櫛原町一丁目 岡吉枝様

 あヽア 物憂い雨が降ります 薄暗い空からシヨボ/\と降ります 机の前の檜の葉が重々しく揺れております 私の生命を圧え付ける様に。都では至る所に花が咲いてゐます 人が出てゐます 劇場と活動小屋と これ等は人いきれで目が眩む程だと想像してゐます 帝劇の□□ネーにでもゆきたいと思つてゐます 身体のために少し位暖い日を出歩くのもいーでせう 放水路にもサツサとお出でなさいまし 「◯◯へ」とは何所へ? 昨日は上野へ行きました 旧の友に逢ひました。二三のみづゑは何所を探してもありませんから代りに文世の四月号を送つておきます 散文のカナリヤといふのを読んでごらん



底本:古賀春江文集『写実と空想』(中央公論美術出版、1984年)p.291
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  1. 2013/11/13(水) 00:57:39|
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