古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

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松田實(諦晶)宛書簡 大正4年3月8日

   大正四年三月〔#「三」を四角の枠で囲む〕八日(消印) 〔長崎市〕立山町一〇 小川氏方〔#「小」を四角の枠で囲む〕 春江  〔絵葉書〕
     久留米市京町一丁目 国友様方 松田みのる様

 一、君果てし祐野が原に来て見れバ 萩の小袖に秋風ぞ吹く──
 みいしやん 大磯の虎が愛人《おもいもの》十郎祐成に扮したのは誰だとお思ひですか──六日の晩──その夜あの祐成に一言の言葉もかけ得ず帰つたのはシンから情なう厶《ござ》いました 帰りには雨が降つて泪を益せとシヨツポリ濡らしました こゝえ来てから一度も逢ひません

   〔絵葉書裏〕
 二、可愛想だと思つて下さい〔#「下」を四角の枠で囲む〕 いつそ逢はれないならあんなことを見せて呉れネばいーにと思ひます
 逢はれないについてはウント込み入つたことが出来ました
 みいしやん ひよつとしたらあなたのお力を借らねバなりません どうか一人の人間をお助けなすつて下さる様に幾重にも/\お願い申します お助け下さいま〔す〕か 七日夕



底本:古賀春江文集『写実と空想』(中央公論美術出版、1984年)p.295
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  1. 2013/11/13(水) 00:55:54|
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