古賀春江資料室

洋画家・古賀春江(1895-1933)のデータベースを制作中です。

佐藤信弘

佐藤信弘(さとう・のぶひろ) 1936年9月23日〜

歌人。東京都豊島区生まれ。実家は真言宗寺院。1956年、学習院大学経済学部入学。1959年、加藤克巳の主宰する『近代』に入会。1960年、伊勢丹百貨店に入社し、定年となる1996年まで勤め上げる。1963年、加藤が『近代』を終刊して新たに『個性』を創刊し、佐藤も属する。1993年、沖ななもと『詞法』を創刊。1998年、脳梗塞で倒れ、闘病生活に入る。2004年、『個性』が終刊する。同時に沖が『詞法』を改名して『熾』を創刊し、佐藤も属する。作風は超難解で、「実験的前衛モダニズム短歌とでもいうべき孤高の姿をしている」(註1)、「秀でた抽象/観念の刺激的な短歌」(註2)と評されている。歌集に『具体 佐藤信弘作品集』(短歌新聞社、1968年)、『海胆と星雲』(短歌新聞社、1973年)、『制多迦童子の収穫』(青和工房、1974年)、『こけらぶきのけしき 佐藤信弘作品集』(風心社、1988年)、『昼煙火 古賀春江の景』(短歌新聞社、1993年)などがある。また、その他の著書に『加藤克巳の世界』(潮汐社、1976年)などがある。中村幸一『佐藤信弘秀歌評唱』(北冬舎、2013年)に詳しい。古賀春江の作品に触発されて『昼煙火 古賀春江の景』を発表した(註3)。また、1986年頃、『春江浄土遠景』というワープロで5部程の私家版の古賀春江論を書いている(註4)。


(註1) 江田浩司「『佐藤信弘秀歌評唱』と『菱川善夫歌集』」(万来舎 短歌の庫) http://www.banraisha.co.jp/humi/eda/eda192.html 2014年3月12日閲覧
(註2)(註3) 「ニュースⅡ☆2013 2013年6月9日(日)曇」(北冬舎) http://hokutousya.jimdo.com/ニュースⅡ-2013/ 2014年3月12日閲覧
(註4) 中野嘉一『病跡学ノート―芸術家の心の風景』(宝文館出版、1998年)p.141-142

参考文献:
中村幸一『佐藤信弘秀歌評唱』(北冬舎、2013年)
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